インフルエンザワクチン
効果
また、成人がワクチンを1回接種した場合、抗体ができ始めるのは接種から2週間後で、1ヶ月前後に抗体はピークに達します。その後、ワクチンの効果は3〜6ヶ月ほど持続します。そのため、早くワクチンを打ってしまうことで、効果も早く切れてしまうことはありません。
流行シーズンである12月と抗体のピークが重なるタイミングで、ワクチン接種を済ませましょう。
お子様のインフルエンザワクチン
生後6ヶ月~13歳未満のお子様の場合、1シーズンにつき2回の接種が必要です。
接種のタイミングですが、10月に1回目の接種を受け、11月に2回目の接種を受けることを推奨します。小さなお子様の免疫機能は大人よりも未発達なため、1回接種を受けただけでは十分な免疫が獲得できません。そのため、インフルエンザが流行し始める11月下旬までには、2回目の接種を終わらせることをお勧めしております。
副反応について
確率は極めて低いのですが、重度の卵アレルギーを持つお子様の場合、ワクチン接種でアレルギー反応を起こす可能性があります。症状は蕁麻疹や呼吸困難、最悪の場合はショック状態になることもあるため、かかりつけの小児科医へご相談ください。
当院のインフルエンザワクチン接種の概要
- 接種可能時期:毎日(毎年10月-翌年3月頃まで)
- 接種可能時間:診療時間内(ならいつでもOK)
- 人数:2~4名ずつ予約受け付けます。
- 対象年齢:6歳以上
値段 | ||
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高齢者(65歳以上) または60歳以上の心疾患などの持病をお持ちの方 |
一部自己負担金あり | |
13歳以上(1回接種) | 3,500円 | |
3−12歳(2回接種) | 1回目 3,500円 |
2回目 2,500円 |
肺炎球菌ワクチン
肺炎球菌ワクチンとは?
また、成人が発症する肺炎の20~40%が、肺炎球菌による肺炎だと言われています。肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌の感染と重症化を防ぐことができます。ただし、すべての肺炎を100%予防できるわけではありません。特に、65歳以上の方や慢性疾患を抱えている方などは、肺炎球菌ワクチンの接種をぜひ済ませてください。
接種は1年を通して、いつでも受けられます。ただし、接種してから5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みなどの副反応が強く出る恐れがあります。そのため、再接種をご希望の方は、5年以上の間隔を空けてから接種してください。接種した年月日はいつでも確認できるよう、記録しておきましょう。
また、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンを一緒に接種することで、肺炎の発症リスクを大幅に抑えることが期待できます。
当院の肺炎球菌ワクチン接種の概要
- 接種可能時期:毎日
- 接種可能時間:診療時間内(ならいつでもOK)
- 人数:何名でも可
- 対象年齢:区からの予診票をお持ちください
値段 | |
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豊島区の方 | 無料 |
豊島区外の方 | 自治体により助成金が異なります |
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹ワクチンとは?
50 歳以上の方は、帯状疱疹を予防するためのワクチンが受けられます。今までは水ぼうそうの予防に使われていた水痘生ワクチンでしたが、2020年1月から帯状疱疹ワクチン「シングリックス」が発売されるようになり、当院でも採用することになりました。
シングリックスは 、2ヶ月おきに 2 回の頻度で筋肉内注射を行う不活化ワクチンです。帯状疱疹の予防効果としては、水痘生ワクチンよりも高い結果が得られています。
50 歳以上の方 | 97.2% |
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70 歳以上の方 | 89.8% |
帯状疱疹後神経痛に対する予防効果 | 88.8% |
なお、接種後は注射部位の痛みや腫れといった副反応が出ますが、ほとんど3 日以内に治まるためご安心ください。
また、シングリックスは6 日以上の間隔を空けることで他のワクチンを接種することが可能になります。現在、免疫抑制薬を服用している方や化学療法を受けている方でも、接種可能です。
シングリックスは水痘生ワクチンより接種費用が高額ですが、帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛のどちらにも、高い予防効果があるワクチンです。ぜひワクチン接種をご検討ください。
当院の肺炎球菌ワクチン接種の概要
- 接種可能時期:毎日
- 接種可能時間:診療時間内(ならいつでもOK)
- 人数:何名でも可
- 対象年齢:50歳以上の方
値段 |
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20,000円 |