ワクチン接種

インフルエンザワクチン

効果

インフルエンザワクチンインフルエンザワクチンの発症予防効果はだいたい50%だと言われていますが、ワクチンの効果は予防だけではありません。肺炎や脳炎などの合併症のリスクを軽減させる効果もあります。
また、成人がワクチンを1回接種した場合、抗体ができ始めるのは接種から2週間後で、1ヶ月前後に抗体はピークに達します。その後、ワクチンの効果は3〜6ヶ月ほど持続します。そのため、早くワクチンを打ってしまうことで、効果も早く切れてしまうことはありません。
流行シーズンである12月と抗体のピークが重なるタイミングで、ワクチン接種を済ませましょう。

お子様のインフルエンザワクチン

生後6ヶ月~13歳未満のお子様の場合、1シーズンにつき2回の接種が必要です。
接種のタイミングですが、10月に1回目の接種を受け、11月に2回目の接種を受けることを推奨します。小さなお子様の免疫機能は大人よりも未発達なため、1回接種を受けただけでは十分な免疫が獲得できません。そのため、インフルエンザが流行し始める11月下旬までには、2回目の接種を終わらせることをお勧めしております。

副反応について

確率は極めて低いのですが、重度の卵アレルギーを持つお子様の場合、ワクチン接種でアレルギー反応を起こす可能性があります。症状は蕁麻疹や呼吸困難、最悪の場合はショック状態になることもあるため、かかりつけの小児科医へご相談ください。

当院のインフルエンザワクチン接種の概要

  • 接種可能時期:毎日(毎年10月-翌年3月頃まで)
  • 接種可能時間:診療時間内(ならいつでもOK)
  • 人数:2~4名ずつ予約受け付けます。
  • 対象年齢:6歳以上
値段
高齢者(65歳以上)
または60歳以上の心疾患などの持病をお持ちの方
2500円
13歳以上(1回接種) 3,500円
3−12歳(2回接種) 1回目
3,500円
2回目
2,500円

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌ワクチンとは?

肺炎球菌ワクチン肺炎球菌ワクチンは、肺炎の原因菌となる「肺炎球菌」の感染を予防する上で、有効なワクチンです。厚生労働省の調査結果(平成23年)によりますと、肺炎は日本人の死因の第3位とされています。
また、成人が発症する肺炎の20~40%が、肺炎球菌による肺炎だと言われています。肺炎球菌ワクチンを接種することで、肺炎球菌の感染と重症化を防ぐことができます。ただし、すべての肺炎を100%予防できるわけではありません。特に、65歳以上の方や慢性疾患を抱えている方などは、肺炎球菌ワクチンの接種をぜひ済ませてください。
接種は1年を通して、いつでも受けられます。ただし、接種してから5年以内に再接種を行うと、注射部位の痛みなどの副反応が強く出る恐れがあります。そのため、再接種をご希望の方は、5年以上の間隔を空けてから接種してください。接種した年月日はいつでも確認できるよう、記録しておきましょう。
また、肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチンを一緒に接種することで、肺炎の発症リスクを大幅に抑えることが期待できます。

当院の肺炎球菌ワクチン接種の概要

  • 接種可能時期:毎日
  • 接種可能時間:診療時間内(ならいつでもOK)
  • 人数:何名でも可
  • 対象年齢:区からの予診票をお持ちください
値段
豊島区の方 無料
豊島区外の方 自治体により助成金が異なります

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹ワクチンとは?

帯状疱疹ワクチン帯状疱疹ウイルスは水ぼうそうが治った後でも体内に潜み、3 人に 1 人が80歳になるまで帯状疱疹を発症すると言われています。
50 歳以上の方は、帯状疱疹を予防するためのワクチンが受けられます。今までは水ぼうそうの予防に使われていた水痘生ワクチンでしたが、2020年1月から帯状疱疹ワクチン「シングリックス」が発売されるようになり、当院でも採用することになりました。
シングリックスは 、2ヶ月おきに 2 回の頻度で筋肉内注射を行う不活化ワクチンです。帯状疱疹の予防効果としては、水痘生ワクチンよりも高い結果が得られています。

50 歳以上の方 97.2%
70 歳以上の方 89.8%
帯状疱疹後神経痛に対する予防効果 88.8%

なお、接種後は注射部位の痛みや腫れといった副反応が出ますが、ほとんど3 日以内に治まるためご安心ください。
また、シングリックスは6 日以上の間隔を空けることで他のワクチンを接種することが可能になります。現在、免疫抑制薬を服用している方や化学療法を受けている方でも、接種可能です。
シングリックスは水痘生ワクチンより接種費用が高額ですが、帯状疱疹と帯状疱疹後神経痛のどちらにも、高い予防効果があるワクチンです。ぜひワクチン接種をご検討ください。

当院の帯状疱疹ワクチン接種の概要

  • 接種可能時期:毎日
  • 接種可能時間:診療時間内(ならいつでもOK)
  • 人数:何名でも可
  • 対象年齢:50歳以上の方
値段

22,000円/回 (公費の補助金を引いた値段が実際に必要となる値段です)

子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がん予防ワクチン「シルガード®9」

子宮頸がん予防ワクチン子宮頸がんは、子宮の入口にある子宮頸部で発生するがんのことで、感染したヒトパピローマウイルス(HPV)が原因となります。女性に多く見られ、発生原因のほとんどが性行為による感染とされています。
子宮頸がん予防ワクチンの一つである「シルガード®9」は、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染による子宮頸がんを予防するためのワクチンです。シルガード®9は、9種類のHPVに対して免疫を獲得し、子宮頸がんだけでなく、外陰部がんや前癌病変も予防することができます。
定期的な検診や健康な生活習慣の維持と併せて接種することで、子宮頸がんの発生を未然に防ぐことができます。

従来の子宮頸がん予防ワクチンとの違い

シルガード®9は、従来の2価ワクチンや4価ワクチンと比べて、より多くの種類のHPVに対して免疫を獲得することができます。
2価ワクチンは、HPV16型と18型に対して、4価ワクチンはHPV6型、11型、16型、18型に対して免疫を獲得することができますが、シルガード®9はHPV6型、11型、16型、18型の他に、31型、33型、45型、52型、58型にも対応しています。
これにより、より広範囲なHPV感染予防が可能となり、外陰部がんや前癌病変、尿道がん、膣がん、肛門がんなど、より広範囲ながんの予防にもつながるとされています。

当院の子宮頸がんワクチン接種の概要

  • 接種可能時期:毎日
  • 接種可能時間:診療時間内(ならいつでもOK) ※事前に予約必要
  • 人数:何名でも可
  • 助成の対象となる方:豊島区から予診票が届いた方
値段

※助成の対象となる方 無料

自由診療で接種されるかた(9価)

当院で接種される方
初回 ★ 33,000円
2回目(2か月後) ★ 31,000円
3回目(半年後) ★ 31,000円

自由診療で接種される方(4価 ガーダシル) 

当院で接種される方
初回 ★ 20,000円
2回目(2か月後) ★ 20,000円
3回目(半年後) ★ 20,000円
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